長野県上田市は、真田幸村の里。駅にもバス乗り場にも真田家の家紋「六文銭」が掲げられています。
上田の駅を降りたとたん、ひんやり。ウェルカムボードを掲げて出迎えてくださった「学校法人 上田情報ビジネス専門学校」(「ウエジョビ」の愛称で親しまれています)の校長 比田井美恵 先生は「これでも暑い」と言われていましたが、つい1時間半前まで酷暑の東京にいた身にとっては、避暑地に来たかのようでした。
今日はそのウェジョビの全校生徒に向けて、2時間の講義です。
生徒たちは公務員、情報システム、建築インテリア、総合ビジネス、医療秘書課など、各々の夢に向かって学んでいます。講義が始まると、とたん体が前のめりになり、瞳が輝き始めました。さすが、教育県の誉れ高い長野県の生徒たちです。
ウエジョビには「言葉力」という授業があり、自分の言葉を相手の心に届けることを大切に考えています。今回の講義もその教育方針に則って、「言葉の力」を発揮するためのメンタルの鍛え方、論の組み立て方を中心に語りました。
何よりも驚いたのは、講義終了後の質問の多さ。通常、このような講義では申し訳程度にしか手があがりません。ところがここでは会場のあちこちから手があがり、的を射た質問からユーモアたっぷりなものまで、10近い質問を受けました。その積極的な態度に、ひきたよしあきも感激ひとしお。
翌日は比田井校長と、「言葉力」を担当されている山極学先生と一緒に戸隠神社を参拝。清々しい空気の中、40分近く山道を登り拝礼したあとは、そば処「そばの実」でおいしい信州そばに舌鼓を打ちました。
仕事柄様々な土地を訪れます。直観で、訪れた街が自分に合っているか、いないかがわかります。上田は、ひきたよしあきにとって体も心も大喜びの街でした。
それは、ホスピタリティ溢れるウエジョビの先生方と、澄んだ瞳の生徒たちのおかげだと思います。
また、講演する機会ができたらうれしいと、切に感じた旅になりました。